貨幣の今後

日本で使われている貨幣を利用して、わたしたちはいろいろな物の支払いを行ったり、その価値を測ったり、また様々な手段によって手に入れた価値を保管するといったことを行っています。

こうした事から貨幣、つまりお金は私たちの生活にとって無くてはならないものとなっており、こうした異なる物の価値を測ったり、それを交換したり、価値を保存していくという機能を有した貨幣は、決して無くなりはしないものであるという事が予測されています。

しかし、今現在わたしたちが利用している貨幣、1円、5円、10円、50円、100円、500円といった大蔵省が発行している補助貨幣である硬貨と、千円、5千円、1万円といった日本銀行が発行する銀行券である紙幣は、今後その形を大きく変える可能性が出始めています。

こうした貨幣は現金通貨と呼ばれ、法律によって定められている法定通貨となっていますが、実際の物質であるために、いろいろなデメリットも存在しています。

例えば、紙幣であっても硬貨であっても、実際の物質であるがゆえに重さと体積があり、大きな量の現金を移動させたり、整理を行うためには実働としての労力が必要であり、またその搬送には大きなコストもかかるという点です。

特に硬貨などは、わたしたちのお財布の中でも大きな場所をとったり、重たく感じることなどがあるために、硬貨を嫌って先に支払いなどに使ったり、紙幣と硬貨を分けて財布にしまったりという事は、身に覚えがあることになります。

また、コンビニエンスストアや銀行の出先のATMなどの機械にお金を入れる際にも、物々しい警備の中で台車などで現金を運び係員の姿などを目撃した事があると思いますが、とてもコストがかかることになります。

もちろん、このように厳重に移動をしなくては盗難される可能性もありますし、また私たちも財布にお金をたくさん入れているときにこれを落としてしまったというケースや、家事などによって消失してしまったという事も起こり得ます。

このほかには、物質であるために使っていけばいくほど破損したり摩耗したりして通用しなくなるという事もあります。
紙幣では1万円は4年から5年ほど、5千円と千円では1年から2年ほどで紙幣としての通用の寿命を迎えこれを回収し、裁断処理などの後にリサイクルに回され、新しい紙幣が発行されることになります。

一方の硬貨では、30年ほどで摩耗や変形、変色といったものが目立つようになり、鋳潰されて再び貨幣になります。

こうしたことから、この貨幣に代わるものとして現在でも利用されている電子マネーが登場し、急速にその活躍の場を広げており、こうした貨幣の形を変えるのではないかと期待されています。