海外の貨幣

貨幣とは、わたしたちがさまざまな物を購入したりサービスの提供を受けていくためには必要不可欠なものであり、またわたしたち日本人だけではなく、世界の国々や地域などにおいても、同様に貨幣は重要なものとして考えられています。

もちろん、こうした貨幣は全世界共通のものではなく、それぞれの国や地域で独自のものが流通し、その国内や地域内の範囲の中で行われる国民経済を支え、それを統括している政府などによって統一され、利用されているのです。

例えば、日本という国では、その国内の経済圏において円という貨幣、通貨が流通することによって、わたしたちの国民経済を支えているという事になっています。

こうした貨幣の中で最も発行数が多く、また、その国の経済圏である国民経済を飛び越え、国同士の貿易取引などによって発生する経済圏である国際経済や、さらにその国際経済と国際経済とが広く結びつき合って形成される世界経済においても、その効果を発揮している通貨が、アメリカ合衆国が発行しているアメリカドルになります。

アメリカのドルは、貿易の決済などでも多く使われているためにその発行量も多く、世界の経済や通貨の価値の基本となっているために基軸通貨とも呼ばれています。

また世界の大国であるアメリカと貿易を行う国も多く、そうしたドルの高い信頼性、信用性に追随する形で、多くの国々で「ドル」と名の付く通貨が発行されています。

一般的にはドルと言えばアメリカの発行するドルを指すことになりますが、貿易などの海外取引や、通貨を銘柄にして投資取引を行うFXやバイナリーオプションといったものの場合には、その外国の通貨の種類が、投資上で重要な役割を果たすために、アメリカのドルをあえてアメリカドル、または米ドルなどと呼称することが通例となっているのです。

アメリカ以外のドルは20種類ほどあり、アメリカの隣国であるカナダもカナダドルという通貨を使用しています。

そのほか、FXや外貨貯金でよく投資取引が行われていたり、海外旅行での渡航先などでわたしたちが関わる海外のドルでは、中国の香港で流通している香港ドル、近年は経済発展が目覚ましい伸びを見せているシンガポールのシンガポールドル、南半球の大国であるオーストラリアで使われているオーストラリアドル、その隣のニュージーランドのニュージーランドドルなどがあげられます。

また、イギリスの通貨であるポンドも同じように使われており、イギリスでは英ポンド、エジプトではエジプトポンドなどという形で、ポンドという名前の通貨が複数の国で違う通貨として利用されており、これはかつてイギリスが世界の大国で、現在のアメリカのように基軸通貨として流通していたことに由来するのです。